PVハイドロコート
PVハイドロコート

PVハイドロコート

「PVハイドロコート」は雨の力を最大限に活用して太陽電池モジュール表面をきれいに保つことで、
汚れに依る出力低下を防ぎ、長期間安定した発電をサポートします。

PVハイドロコート 3つのPOINT

PVハイドロコート
3つのPOINT

1
雨の力を最大限活用した
セルフクリーニング

帯電防止機能


乾燥期の汚れの付着を防止
2
透過率UPで
発電量改善
3
完全無機材料を使用で
長期安定性

雨の力を最大限活用した
セルフクリーニング

超親水表面によるセルフクリーニング効果1
超親水表面によるセルフクリーニング効果1

太陽電池モジュールの出力低下の要因として、大気中に拡散している排気ガス、黄砂、ホコリなど、モジュール表面への汚れの付着があります。
PVハイドロコートは太陽電池モジュール表面に粒径の異なる親水性コロイダルシリカを最適な割合でコーティングすることにより、微細な凹凸のテクスチャー構造による親水表面が形成されます。
雨が降ると、コーティング加工された太陽電池表面と汚れの間に水が入り込み、汚れを浮かせて洗い流します。(セルフクリーニング効果)

超親水表面によるセルフクリーニング効果2
超親水表面によるセルフクリーニング効果2

帯電防止機能で乾燥期の
汚れの付着を防止

施工後3週間経過したパネルの表面

10月から2月の雨の少ない乾燥期に、効果を発揮するのが帯電防止機能です。乾燥した砂塵等の付着を防止します。
’14/10–’15/6の期間で、PVハイドロコートセルフクリーニング及び帯電防止効果により、約2.75%の発電量向上を確認しています。

透過率UPで発電量を改善

光の波長と透過率の関係

光の波長と透過率の関係のグラフ
PVハイドロコートは反射防止処理(AR処理)が施されていない太陽電池モジュールに対して反射防止膜の役割を果たします。その為、施工直後の透過率は約3%向上する事を確認しています。

日中の出力推移

日中の発電量推移のグラフ
こちらは'15/10/6の終日の出力推移です。PVハイドロコートは日中の日射量が強い時間帯程、出力の増加割合が向上している事が分かります。終日の総発電量は4.6%以上向上しています。

日射量別の出力効率比較 [近似式]

日射量
[W/㎡]
400 450 500 550 600 650 700 750 800 850 900 950 1000
未施工[W] 96.446 107.566 118.436 129.056 139.426 149.546 159.416 169.036 178.406 187.526 196.396 205.016 213.386
施工後[W] 97.0974 108.9974 120.6974 132.1974 143.4974 154.5974 165.4974 176.1974 186.6974 196.9974 207.0974 216.9974 226.6974
施工後/
未施工
100.68% 101.33% 101.91% 102.43% 102.92% 103.38% 103.81% 104.24% 104.65% 105.05% 105.45% 105.84% 106.24%
※横スクロールできます。

日射量別の出力効率比較 [実測値]

日射量
[W/㎡]
419     530   650   736 811   896   976
未施工[W] 99.82352     122.6314   146.9784   163.6 178.6594   192.8   206.7473
施工後[W] 103     129.3   157.5   173.4 190.2   204   224.6
施工後/
未施工
103.18%     105.44%   107.16%   105.99% 106.46%   105.81%   108.64%
※横スクロールできます。

’15.10.06 7:34:24~16:26:14の
近似式における総発電量の比較

  総発電量[W/h] 平均出力[W] 施工後/未施工
未施工 1436 162.0328  
施工後 1502 169.5048 104.61%
  未施工 施工後
総発電量[W/h] 1436 1502
平均出力[W] 162.0328 169.5048
施工後/未施工   104.61%

テストモジュール仕様

セル種類 単結晶
公称最大出力 260[W]
モジュール変換効率 16.1%

完全無機材料使用で長期安定性

原子間力顕微鏡(AFM)による表面のテクスチャーの3次元観察※兵庫県立工業技術センターにて実施

PVハイドロコートが太陽電池モジュール表面に形成する被膜には、完全無機材料であるコロイダルシリカと金属系帯電防止剤しか含まれていません。
その為、強烈な紫外線や温度変化にも劣化せず、長期間安定した性能を発揮します。モジュール表面に化学的反応によりコロイダルシリカを結合させる為、耐摩耗性にも優れます。
専用施工ツールにより、モジュール本来の性能を損なう事無く、短時間で施工することが可能です。

PVハイドロコート物性試験値

試験項目 規格及び装置 目的 結果
耐候性試験 SUV800h コーティング膜に紫外線を照射する事で皮膜の劣化状態を検証 ※1 紫外線劣化無し
塩水噴霧試験 5%濃度 塩水によってカバーガラス、コーティング膜に異常がないか検証 異常なし
耐薬品試験
(塩酸PH4)
25℃-24h 酸性雨によってコーティング膜に異常がないか検証 異常なし
摩耗試験 テーパー摩耗器 コーティング面をフェルト摩耗輪で擦る事で剥離の有無を検証 ※2 異常なし
耐水性 50℃×72h浸水 長時間の浸水にて皮膜の耐久性を検証 異常なし
屋外暴露試験 820日/大阪市 コーティングしたPVパネルを屋外に放置し、大きな性能低下が見られないか検証 異常なし
透過率 SolidSpec-3700
300 – 1500nm
カバーガラスにコーティングする事で透過率に減少がないか確認 ※3 透過率減少無し(向上)
※1: 関西ラボラトリー株式会社※2: 大阪市立工業研究所※3: 大阪府立産業技術総合研究所
耐候性試験
規格及び装置 SUV800h
目的 コーティング膜に紫外線を照射する事で皮膜の劣化状態を検証 ※1
結果 紫外線劣化無し
※1: 関西ラボラトリー株式会社
塩水噴霧試験
規格及び装置 5%濃度
目的 塩水によってカバーガラス、コーティング膜に異常がないか検証
結果 異常なし
耐薬品試験
(塩酸PH4)
規格及び装置 25℃-24h
目的 酸性雨によってコーティング膜に異常がないか検証
結果 異常なし
摩耗試験
規格及び装置 テーパー摩耗器
目的 コーティング面をフェルト摩耗輪で擦る事で剥離の有無を検証 ※2
結果 異常なし
※2: 大阪市立工業研究所
耐水性
規格及び装置 50℃×72h浸水
目的 長時間の浸水にて皮膜の耐久性を検証
結果 異常なし
屋外暴露試験
規格及び装置 820日/大阪市
目的 コーティングしたPVパネルを屋外に放置し、大きな性能低下が見られないか検証
結果 異常なし
透過率
規格及び装置 SolidSpec-3700
300 – 1500nm
目的 カバーガラスにコーティングする事で透過率に減少がないか確認 ※3
結果 透過率減少無し(向上)
※3: 大阪府立産業技術総合研究所

コーティングによって
得られるメリットは?

50KW(250W×200枚)発電システムに、コーティング施工行ったシミュレーションです。未施工パネルに比し下記の改善効果が期待出来ます。

  コーティング無し(清掃無し) コーティング有り コーティングによるメリット
発電量 発電金額 メンテ費 発電量 発電金額 メンテ費 利益 メンテ費 利益累計
kWh 千円 千円 kWh 千円 千円 千円 千円 千円
1年目 55,000 2,200   57,530 2,301 300 101 300 -199
2年目 54,560 2,182   57,300 2,292   110   -89
3年目 54,124 2,165   57,071 2,283   118   29
5年目 53,261 2,130   56,615 2,265   134   289
10年目 51,164 2,047   55,492 2,220   173   1,078
15年目 49,150 1,966   54,391 2,176   210   2,053
20年目 47,215 1,889   53,312 2.132   244   3,205
累計 1,020,280 40,811 0 1,107,909 44,316 300 3,505   3,205
利益 40,811 44,016 3,205
※横スクロールできます。
※コーティングによる初期発電量の向上効果は4.61%としております。(千代田サイト試験より) ※買い取り価格は40円/kwで試算しております。 ※汚れによる発電量低下はコーティング無しを10年後に7%と仮定しております。 ※コーティング有りの防汚による効果を10年で2.75%向上とし、汚れによる減衰を10年で4.25%としています。
  • PVケミカルシリーズカタログダウンロード
  • PVハイドロコートカタログダウンロード